1.コエンザイムQ10とは?
ビタミンQとも言われ、細胞活動に欠かせないエネルギーを効率よく生産するために必要な
補酵素です。(厳密には体内で生成できるのでビタミンとは呼びません)
脂溶性のビタミン様物質で、人のミトコンドリアに最も多く存在し、エネルギー産生に深く関わっ
ています。
細胞膜の酸化を防ぐ作用のある抗酸化物質であり、精子や白血球、免疫細胞を活性化
させる作用もあります。
肝臓でもつくられますが、さまざまな外的要因や加齢とともに減少しがちです。
レバーやモツ、牛肉、カツオなどに多く含まれています。
2001年4月に行われた食薬区分の改正によって医薬品成分から食品成分となり、健康食品としての販売が可能に
なりました
(それまではユビキノンという名称で糖尿病や虚血性心疾患、脳出血の治療薬としても知られていました。)
2.コエンザイムQ10の働き
@エネルギー生産の活性化。
エネルギーを作る際に重要な役割を果たし、心機能改善やその他の組織の機能改善
に繋がります。
エネルギーを多く必要とする心臓、肝臓、腎臓、免疫系などのコエンザイムQ10に
対する依存度は高く、スポーツをするときは、筋肉がエネルギーを必要としている
ことから、より多くのコエンザイムQ10が必要になります。
A抗酸化作用・老化防止。
コエンザイムQ10は、活性酸素のダメージに対抗する抗酸化作用があることから
定期的に摂取することによって、老化予防に働いて、健康を増進し、寿命を延ばす
ことに貢献します。
コエンザイムQ10は体内の細胞を活性酸素の害から守るため、細胞膜を強化し、
遺伝子を保護しています。またコレステロールの酸化を防ぐきわめて重要な栄養素
として知られており、ビタミンEなどの抗酸化物質とともの働き、動脈硬化につながる
コレステロールの血管壁への沈着を防ぎ、同時に血管壁を強化してくれます。
B免疫システムの活性化。
病気を未然に防ぐためには免疫系を正常に機能させることが大切です。
コエンザイムQ10は免疫システムの正常化には必要不可欠な物質で、自然な
形で免疫系統を刺激して、様々な保護的役割を果たしています。
3.コエンザイムQ10の補給
人間は年齢が20歳を過ぎると、体内に含まれるコエンザイムQ10の量は徐々に低下します。
本来は食事からの摂取が求められるところですが、残念なことに50℃以上で加熱した時に、
食品に含まれるコエンザイムQ10はほとんど破壊されてしまうようです。
コエンザイムQ10を含む量が最も高いのは生の食品です。
コエンザイムQには少なくとも一般的なもので、10種類があります。これらは分子の大きさに違いがあり、コエンザイムQ1からQ10までに分類されます。肝臓は1〜9のコエンザイムを使い、コエンザイムQ10を作ることができます。
コエンザイム1〜9の多い食品とは「新鮮な生の食品」です。現代の食生活を見ると、この新鮮な生の食品が少なくなっており、しかも日数が経って新鮮さが失われるにつれ、急速に減少することから、ます、ます現代人のコエンザイムQ10の合成量は減少していると考えられます。
コエンザイムQ10は健康維持目的で1日60〜100mg程度が必要とされることから、ある程度の年齢に達すると食品に加えて、栄養補助食品からも積極的に摂取することが大切でしょう。
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