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  ガンと免疫  

免疫力強化が健康の鍵をにぎっている!!



ンは免疫力が働いてくれれば怖くはありません。
自分の命を守るのは自分。
自己治癒力=免疫力を強化して病気を追い出しましょう



目次
● ガンについて
● 免疫システムについて
● 自律神経と免疫の働き
● 免疫力を高める方法

●●●  ガンについて  ●●●


● ガンの正体 ●

人間の体は総数60兆個余りの細胞からできていて、その中の数千億個が毎日細胞分裂を繰り返して(新陳代謝)います。
1個1個の細胞の核の中には、遺伝子の本体であるDNA(デオキシリボ核酸)が含まれています。

DNAは4種類の塩基が列なってできていて、例えれば4種類の文字で書かれた文章といえますが、1個の細胞のDNAに書き込まれている文字数は30億字近くになります。

これが細胞分裂の過程で、新たにできる細胞に書き写されることになりますが、1日30億個×数千億個の書き写しの中には、毎日かなりの数の複製ミスが含まれます。

こうしたDNAの複製ミスにより間違った遺伝情報が伝えられると、本来の設計図にはない異常なタンパク質をつくったり、必要不可欠なタンパク質をつくらない細胞が生まれたりします。
このタンパク質が細胞の正常な分裂や増殖の制御に本質的に関わっているものであると、やがて無原則的な分裂をはじめて増殖し、大きな腫瘍に成長する可能性があります。


正常な1個の細胞が、ガン化(発ガン)し、約1億個集まって1センチくらいの大きさになると肉眼でもとらえられるようになりますが、1億個の腫瘍になるまでふつう10年位かかります。


● ガンになるまで ●

ガンはさまざまな遺伝子の異常が順に組み立てられ、蓄積されることで発生しますが、大きく分けて3つの段階があります。

1.イニシエーション  ・・・  正常細胞が傷つき、ガン化に関係する遺伝子変化を生じる
2.プロモーション   ・・・  遺伝子変化を起こした細胞が選択的に増殖していく
3.プログレッション  ・・・  増殖した細胞に、さらに種々の遺伝子変化が蓄積し、ガン化に至る。

1から3への移行は、ただまっしぐらに進むのではなく、ある時は引き戻され、停滞し、またある時は勢いをますなど、一進一退を繰り返します。
イニシエーションをもたらす要因をイニシエーター(初発因子)、プロモーションをもたらす要因をプロモーター(促進因子)といいますが、これらの発ガン誘発・促進因子は私たちの生活習慣・生活環境・高齢化などに深く関わっています。

たとえば食品や大気、タバコの煙などに含まれる発ガン性物質、紫外線や放射線、ウイルスや病原微生物などカラダの内・外に数え切れないたくさんの要因が潜んでいます。


ガンはイニシエーター(初発因子)による影響や偶発的に生じるDNAの複製ミスなど、さまざまな刺激やエラーが積み重なり発生します。

しかし、ガン抑制遺伝子が傷ついた遺伝子を修復したり、異常なタンパク質を持った細胞をアポトーシス(自殺)に追い込むなどの掃討作戦を展開しますが、そうしたブレーキ役の遺伝子までもがキズを負って本来の機能を発揮できなくなると、ガンは「しめた」と言わんばかりに無秩序な細胞分裂と増殖を繰り返すことになります。
しかし、ガン細胞の大半は体内に張り巡らされた包囲網「免疫システム」にひっかかり、駆逐されてしまいます。


●●● 「免疫システム」について  ●●●


自己治癒力=免疫システムとは、体の外から侵入してくる敵(細菌・寄生虫・ある種の化学物質など)や体の中で発生した敵(ガン細胞・ウイルス感染細胞)を排除するシステム。
自己であるか、非自己かを識別し、自己でないと判断した異物の動きを封じ込めるシステムといえます。

免疫システムの主なものは、血液中に含まれる白血球の中の次の細胞です。

1.顆粒球  = 好中球  好塩基球  好酸球
2.単球   = マクロファージ  樹状細胞
3.リンパ球 = Tリンパ球(キラーT細胞・ヘルパーT細胞) Bリンパ球 
           ナチュラルキラー(NK)細胞



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● 顆粒球 ●

主に真菌・大腸菌、古くなって死んだ細菌の死骸などサイズの大きい異物を処理する係りで、免疫細胞の中では比較的初期の段階で活躍しますが、寿命が2〜3日と短く、役目を終えた顆粒球は血液に乗って粘膜へたどり着き、死ぬ間際に活性酸素をまき散らします。そのために、発熱や化膿がおこります。
私たちの体には活性酸素を無毒化する酵素が備わっていて、普段はこの酵素で活性酸素の攻撃から身を守っていますが、ストレスなどによって交感神経の緊張が続くと、顆粒球の割合が増えるため、潰瘍や炎症性の疾患が増えることになります。


● 単球(マクロファージ・樹状細胞) ●

貪食細胞とも呼ばれるほど旺盛な食欲を発揮し、顆粒球が処理できなかった病原体や老廃した赤血球、あるいはガン細胞まで異物とあらば何でも自分の細胞内に取り込み、時間をかけて消化します。
マクロファージは異物をかじって、相手がどのような敵であるかを判断して、異物の端をリンパ球や顆粒球に示し(抗原提示)、活性を促して異物を排除させます。
マクロファージは血液中だけでなく、全身に分布して、部位ごとに名前や形、働きを変えています。

血中を循環して炎症部位に駆けつけるのは「単球」と呼ばれています。


● リンパ球 ●

リンパ球は免疫の中心的役割を担う高度に発達した細胞です。

Bリンパ球
主として細菌などの外敵を排除します。「抗原抗体反応」で知られるように、自らの細胞表面に「抗体」と呼ばれる武器を作って体液中に放出し、体に侵入して体液中をさまよっている外敵に結合させて、動きを封じ込めます。1個の抗体が1個の抗原に結合するさまは、鍵と鍵穴の関係に例えられますが、敵のミサイルをピンポイントで打ち砕く迎撃ミサイルのようなもので、抗体にガッチリと捕獲された抗原は無毒化されます。
Bリンパ球は一度侵入した抗原を以後も記憶にとどめ、再び来襲した際には初回より速やかに応戦するようになります。Bリンパ球を中心とした免疫反応は、体液中に放出された抗体が外敵を捕獲・処理することから
「体液性免疫」と呼ばれています

Tリンパ球は、ガン攻撃の要となる細胞で、他の免疫細胞と同じように骨髄で作られますが、成熟(分化)する過程で胸骨の後ろにある胸腺と呼ばれる場所に移動します。そこで高い識別能力を身につける訓練を受けて、ごくわずかな優秀な細胞だけが生き残ります。
Tリンパ球は大別すると 
キラーT細胞 と ヘルパーT細胞 があります。

キラーT細胞は、ガンに侵された細胞やウイルスに感染した細胞などを直接攻撃し、ヘルパーT細胞はその名の通り、キラーT細胞を助ける役目をしています。(一方でBリンパ球の働きが活発になる手助けもしています) Tリンパ球が主役を務める免疫反応を「細胞性免疫」と呼びます。

NK細胞は、広く微細な異常を見つけ出し、攻撃をしかけます。ガン細胞ができた初期の段階での活躍が主体で、ガンの治癒よりも発生予防に貢献していると考えられます。

※ キラーT細胞は指名手配犯の顔を目に焼きつけ、しつこく追跡して逮捕する刑事で、
   NK細胞は街中を巡回して怪しい人を職務質問するお巡りさんに例えられます。
※ 食細胞(顆粒球やマクロファージ)・NK細胞は常に体内をパトロールし、大雑把ながら
   それ相応の活躍をしてくれる常設部隊に例えられます。
※ Bリンパ球・Tリンパ球は、緊急時に増員・発動される精鋭の非常部隊。
※ 「免疫システム」とは、これらの免疫細胞が生産して分泌する「サイトカイン」と総称
   される伝達・調整物質から構築される一大ネットワークからなりたっています


●●●  自律神経と免疫の働き  ●●●


自律神経は心臓や血管、胃腸、汗腺など内臓諸器関の働きを調整している神経で、脳の指令を受けずに独立して働くことから自律神経と呼ばれます。
自律神経には交感神経と副交感神経がり、内臓の働きを調整する際に、それぞれの神経の末端から神経伝達物質を分泌します。交感神経(アドレナリン)は背骨(脊椎)から均等にでており、副交感神経(アセチルコリン)は首(頚椎)と仙骨から出ています。

交感神経から分泌されるアドレナリンは、心臓の鼓動を速め、血管を収縮させて血圧を上げる作用があり、心身を緊張・興奮させて、戦闘態勢モードに入ります。

これに対し、副交感神経から分泌されるアセチルコリンは心臓の鼓動を遅くし、血管を拡張して血圧を下げ、体のスイッチを休息・リラックスモードに入れるとともに、臓器の分泌・排泄の働きを促進する作用があります。
心身がリラックスしていて、笑いすぎた時に涙や唾液が出るのはアセチルコリンが細胞の分泌・排泄を促しているためです。

自律神経は内臓iだけでなく、身体を病気から守る白血球の働きも調整しています。
白血球の中の顆粒球には、アドレナリンに反応するレセプター(受容体)があり、リンパ球にはアセチルコリンに反応するレセプター、マクロファージにはアドレナリンとアセチルコリンの両方に反応するレセプターが備わっています。
レセプターは細胞膜上にあるタンパク質の分子で、ある特定の物質を選んで結びつく性質があります。
つまり、顆粒球にアドレナリンのレセプターがあるということは、顆粒球には交感神経(アドレナリン)に反応して活性化し、リンパ球は副交感神経(アセチルコリン)に反応して活性化することを意味しています。

   ※ 交感神経が優位になると、顆粒球が増えて活性化する
   ※ 副交感神経が優位になると、リンパ球が増えて活性化する


この[交感神経ー顆粒球][副交感神経ーリンパ球]というチーム編成は、生物が安全に暮らす上で、とても理にかなったもので、日中の活動時(交感神経優位時)は手足のキズを負いやすく、キズ口に細菌が侵入する機会が増えるため、サイズの大きい細菌を食べてくれる顆粒球にいてもらった方がよく、反対に夜間の休息時や食事の消化吸収・排泄時は消化酵素で分解された異種タンパクやウイルスなど微小な異物が口や消化管から入ってくるが、サイズが小さいため顆粒球では対応できません。夜間は微小な異物処理を得意とするリンパ球の出番となります。

自律神経と白血球の連携によって、体の環境変化に応じて最も効率よく体を守るようになっています。

交感神経と副交感神経のバランスが安定しているとき、顆粒球とリンパ球の比率は、顆粒球54〜60%、リンパ球35〜41%になり、病気に対する抵抗力も保たれます。

交感神経と副交感神経はシーソーのようにバランスをとって働き、体を安定した状態に保っていますが、自律神経はストレスなどの影響を受けやすく、バランスを崩すと交感神経が一方的に緊張するようになります。

    交感神経の緊張は、さまざまな障害を引き起こします。

@ 顆粒球増多、活性酸素の大量発生による組織破壊

体内では、呼吸で得た酵素から発生する活性酸素、細胞の新陳代謝から生ずる活性酸素など、さまざまなルートで活性酸素が産生されますが、活性酸素の比率としては、顆粒球から放出されるものが全体の7〜8割を占めます。
したがって、顆粒球の増加により組織破壊がすすむことになります。
これが、ガンをはじめとして炎症性の病気や胃潰瘍・腸炎・歯槽膿漏・痔・潰瘍性大腸炎などの病気をひきおこすことになります。

A 血流障害
アドレナリンは血管を収縮する作用があるため、持続的にアドレナリンの作用を受けることによって全身で血行障害がおこります。
血液は全身の細胞に酸素と栄養素を送り、老廃物や体にとって不要なものを回収しますが、このサイクルが阻害されることで細胞に必要な酸素や栄養が行き届かず、老廃物が停滞するようになります。
発ガン物質や有害物質が蓄積すれば、発ガンを促すことになり、痛み物質や疲労物質がたまる事で、痛みやコリの症状が現れます。

B リンパ球の減少
交感神経の緊張によって、副交感神経の支配下にあるリンパ球の数が減り、働きが低下します。
ガン免疫で中心的な働きをするキラーT細胞の数が減り、戦力が低下します。NK細胞は数は増えるものの、ガンを殺すときに使うパーフォリンを分泌できなくなるため能力が低下し、再生細胞のガン化を促進してしまうことになります。


C 排泄・分泌能の低下 
副交感神経の働きが抑えられるため、臓器や器官の排泄や分泌機能が低下し、便や尿が排泄しにくくなったり、各種ホルモンの分泌異常が起こるようになります。


●●●  免疫力を高める方法  ●●●


1960年にノーベル賞を受賞した免疫学者 フランク・バーネットは「人間の体内では、総数約60億個の細胞のうち、毎日約1千億個の細胞が分裂し、新陳代謝している。そのうち、3千から5千個の細胞がガン化している。しかし体内にある免疫細胞がガン細胞を殺しているから、健康な人には腫瘍が生じない」という説を発表しました。

免疫細胞とガン細胞との戦いは、常に殺すか殺されるかのギリギリの戦いといえます。ガンに対する免疫力がわずかでも低下すると、ガン細胞軍はジリジリと前線を拡大し、免疫細胞軍はジリジリと後退し続けることになります。
しかし裏を返せば、このジリジリを逆転させればガンは改善するということです。
ガンに対する免疫力が通常よりもわずかに高まれば、ガン細胞軍は後退し続け、ついには壊滅に追い込まれることもあるわけです。

ところが、免疫力のピークはかなり若いころにあり、その後は低下の一途をたどるのが普通です。
免疫細胞が最も元気で、免疫システムが活発に機能しているのは20歳頃で、40歳ではピーク時の50%、70歳ではピーク時の10%にまで落ちているといわれます。
年をとるにしたがって、ガンになる人の比率が増えるわけです。

けれど、悲観してはいけません。
40代における、ピーク時の50%の免疫力でも、それが健全に機能していれば、少しでも高めることができれば、ガンを発症させない また、発症したガンを改善・治癒に導くことにつながります。
70代における、10%にまで低下した免疫力でも、新陳代謝も低下していてガン細胞の発生が少なくなっている体においては、充分な免疫力ともいえます。

 ● ストレスをなくす ●
 ●
 副交感神経を刺激する ●
 ● 
リンパ球の力を増強する ●

以上のように免疫力を高めるために、いつもリラックスしてストレスを溜めず笑って過ごせればいいのですが、なかなか
思う通りにはいきませんね。

● キノコ系免疫食品について ●

昔から霊芝・冬虫夏草などは漢方薬には欠かせないもので、血糖降下作用・強心作用、調整作用・抗血栓作用・抗ウイルス作用などが知られていました。
最近、キノコに含まれる多糖類(βーグルカンなど)が抗腫瘍活性を持つと同時に、免疫細胞にも働きかけ、活性化を促すことが明らかになってきました。

糖類の分類

キノコ類の有用成分は、基本となるβーグルカンを主とする多糖体に、それぞれのキノコ特有の有用成分が加わることで、個々に微妙に、時として大きく異なる効能を示します。

とはいえどのようなキノコでも、抗腫瘍活性を示す多糖体の化学構造は、「βー(1−3) βー(1−6)−」の結合した「βー(1−6)Dグルカン」であることが明らかになっています。
このβーD−グルカンのほとんどが、タンパク質複合体として、あるいはヘテロ糖鎖を持つβーD−グルカンとして存在します。

多糖体とタンパク質が結合すると「グリコプロテイン」という物質になります。
グリコは「糖」を意味し、プロテインは「タンパク質」を意味しますので、文字通り「多糖体ータンパク質複合体」という意味で、この両者が結びついたときにもっとも強い抗ガン作用を発揮することがわかってきました。
                                           キノコの主な成分へ



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